知っておきたい理想のパターの選び方(ヘッド・インサート編)

1ラウンド18ホールをプレーして、一番使用頻度が多いクラブは何でしょう❓
正解は、パターです😆
平均2パットでも1ラウンドで36パット。
ドライバーは、ショートホールを抜く14ホールで使用したとしても、最大14回。
パターは、倍以上使用する計算になります🤔
スコアメイクの鍵となるパターの選び方を「「ヘッド形状とフェース素材」に焦点を当てて解説します。
INDEX
パターのヘッド形状と特徴
現在、一般的に使用されているヘッド形状は大きく分けて、下記の4種類が主流となります。
ピン型(ブレード型)
一番の特徴はバランスの良さです。
トゥ側とヒール側に重量配分がされており、スイートエリアが比較的広くミスヒットに強いです。
小振りで重量はパターの中では軽いので、距離感を、ストロークの振り幅で出すというよりは、プレーヤーの感覚で出しやすいパターと言えるでしょう。
とにかく癖が少なく、多くの人にとって使い勝手がいいパターです。
マレット型
ピン型と比較して重心位置がヘッド後方にあることから、安定したストロークで振りやすいことが特徴です。
自分のタッチで距離感を出したい人、振り幅で距離感を出したい人のどちらにも対応できる多様性が魅力と言えるでしょう。
ネオマレット型
マレット型を、より大きいサイズのヘッドになったものがネオマレット型。
特徴は、ミスヒットの強さとストロークの安定感、視覚的効果から構えやすいパターです。
ヘッドサイズがより大きくなったことにより、マレット型よりも更に重心位置が深くなります。
そのためフェースが左右に向きにくく許容性が向上しています。
「ミスに強くてまっすぐ転がるパターなら良いことしかない」と思われるでしょうが、
ヘッドが大きく重くなることで、繊細なタッチや操作性・距離感が掴みにくくなるといった弊害がでることもあります。
L字マレット型(L字型)
繊細なタッチや距離感を出せる人には相性がいいパターです。
ネックがヒールに入っていることが大きな特徴で、「L字」と呼ばれる所以です。
L字マレットの特徴は、ヒールにシャフトが入っていることです。
ウッドやアイアンは、すべてヒールからシャフトが伸びています。ほかのクラブと同じ感性やフィーリングを重視する人にはショットやアプローチの感覚でパッティングができます。
しかし、良くも悪くもフェースの開閉がしやすくなるので、安定したストロークができないと出球が左右に散らばることでしょう。
インサートと特徴
パターのフェースには、
ヘッドの素材がそのまま使われている「ノンインサートフェース」と
フェース部分がくりぬかれて別の素材が組み込まれた「インサートフェース」
の2種類があります。
ノンインサートフェース
ヘッドと同じ素材のフェースなので、一般的にはステンレス・アルミ・銅系の金属などになります。
金属は衝撃を吸収しにくいので、打感はしっかりし音は高く大きいです。
打感と打音からボールが強く早く出る感覚があるため、無意識のうちにインパクトが弱くなりショートしやすくなる傾向があるので、打ちすぎてオーバーする人にはオススメです。
最近はミルド加工(フェースに溝を掘ってボールの接触面積を減らした加工)されたフェースも多く、金属フェースでも柔らかいフィーリングのパターも存在します。
インサートフェース
フェースをくりぬいて樹脂系などの素材をはめ込んだフェースをインサートフェースと言います。
樹脂系素材は衝撃や音を吸収しやすいので、打感は柔らかく音は小さいです。
ノンインサートとは逆に、ボールが弱く遅く出る感覚があるため、無意識のうちにインパクトが強くなる傾向にあります。カップに届かずショートが多い人にはオススメです。
樹脂系のインサートの前提で解説しましたが、金属系のインサートや樹脂系でも固めのインサートもあるので注意しましょう。
じつはインサートの違いによる転がりの差は、そこまで大きくありません。
打感や打音などのフィーリングによるところが大きいのです。
自身のイメージと転がりが一致するパターを選びましょう。
タイプ別に見るオススメのパター
それぞれのヘッドを比較すると
ミスの強さ・安定性
ネオマレット型>マレット型>ピン型>L字マレット
操作性・距離感
L字マレット>ピン型>マレット型>ネオマレット型
となります。
基本的には
パターが苦手な人は、マレット型やネオマレット型
パターが得意な人は、ピン型やL字マレット型
がオススメと言いたいところですが…
実際はプロや上級者がネオマレットを多く使うようになっていることからも分かるように、
「難しいから上級者向け」「簡単だから初級者向け」といった構図が、必ずしも当てはまる訳ではありません。
各ヘッド形状の特徴を参考に、実際に構えて打ってみて自身のフィーリングに合うパターを選びましょう。
最後に大事なことを一点
パターのフィーリングに大きく関与するのが「ボール」です。
当然ボールの種類とインサートの素材でフィーリングは大きく変わります。
インサートとボールの相性は多岐にわたるのですが、ここでは割愛してより重要なことをお伝えします。
ボールは同じものを使い続けて下さい。
同じパターでもボールを変えると、それまでそのパターで培ったフィーリングや距離感はリセットされたといっても過言ではないです。
ボールに関しては、
「ゴルフの上達を早めるためにオススメのゴルフボールベスト4」
の記事で確認ください。
これはパター以外の他のクラブにも言えることなので、注意しましょう。
ラウンド前のオススメの練習器具
コースに着いて、身体をほぐすために役に立つ器具

朝日ゴルフから発売されている 「ゴルとれ」シリーズです。
シリコンで出来ていて、伸び縮みするので、スタート前にストレッチに最適😄
私もスタート前に使用しています。
コースや練習場で方向やボール位置をチェックできる 練習器具(アライメントスティック)

目標に対して、方向やフェースの向き・ボール位置をチェックする練習器具です。
ゴルファーの7割以上は、右向きの方向で構えていると言われています。
目標方向に正しく立てるようになれば、ナイスショットの確率は一気にあがります。
スコアアップのためにも、毎回 方向の確認をし練習することをおススメします!
ドライビングレンジがない時に、最適な練習器具

「コアスイング」という羽がついている素振り専用の練習器具です。
スイングした時に、羽が空気抵抗になるので、体幹に力をいれてスイングする感覚がわかります。
コースでも、体幹に力をいれてスイングしないと良いショットは打てないですからね。
この商品は、通常の練習でも使用できるのでおススメです。
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