バックスピン量で、ドライバーショットの飛距離が変わる。

「 高弾道 低スピン 」
ティーショットの飛距離アップの時に、よく耳にする言葉ですが、
ホントに、スピンの量が少ないだけで飛距離が伸びるのでしょうか?
ジツは、スピンの量が少なくなるだけでは飛距離が伸びない可能性があります。
アナタのティーショットの最大飛距離は、プレーヤーのヘッドスピードによって違います。
今回は、ティーショットの飛距離アップを物理的な観点から解説します。
INDEX
- アナタのティーショットの最大飛距離はヘッドスピードで決まる
- ティーショットの飛距離を伸ばすためには、アッパーブローのスイング軌道
- バックスピン量は、ボールが関係している
- ラウンド前にオススメの練習器具
アナタのティーショットの最大飛距離はヘッドスピードで決まる
まずは、アナタ自身が飛距離を伸ばしたいのであれば、飛びの3要素を覚えましょう。
飛びの3要素とは、ボール初速・打ち出し角・バックスピン量の3つです。
3つを簡単に説明すると、
ボール初速とは
飛びの3要素で、75%を占める「ボール初速」とは、ゴルフクラブとボールが当たって前に出る瞬間の数字になります。
この数字を早くするためには、ゴルフクラブのスイートスポットでボールをヒットする必要があります。
打ち出し角とは
打ち出し角とは、クラブフェースがボールをヒットした直後のボールが飛んでいく角度です。
理想の打ち出し角はヘッドスピードにより異なるため「ヘッドスピード別の表」で、アナタのヘッドスピードに適切な打ち出し角を確認しましょう!
バックスピン量とは
最後にバックスピン量の数字ですが、1分間にどれくらい後方回転がかかっているかの数値です。
バックスピン量に関しては、ゴルフボールの種類やゴルフクラブのロフト角、シャフトが大きく関係してきます。
打ち出し角・バックスピン量は、ヘッドスピードにより適正な数字が違いますので下記の表で確認しましょう.
アナタのヘッドスピードの数値の打ちだし角とバックスピン量であれば、飛距離の公式通りの飛びになります。
まずは、アナタがどれくらいの飛距離が出るのかを知りましょう!
ティーショットの飛距離を伸ばすためには、アッパーブローのスイング軌道
ティーショットの飛距離を伸ばすために、スイングで気をつけておくポイントは、
アッパーブローでスイングすることです。
なぜかというと最大飛距離を出すためのボールの打ちだし角が、ドライバーのロフト角よりも大きいからです。
もし打ちだし角を小さくするならダウンブローなのですが、最近のドライバーは「高弾道・低スピン」に設計している物ばかりなので、
アッパーブロー以外の選択肢がありません。
アッパーブローで打つための記事は、「苦手な人こそ見直そう! ドライバーショットの基本。」に記しています。
ボール位置や重心位置を適正にすれば、アッパーブローに打ちやすくなる時があります。
記事を確認しながら、ゴルフ練習場でスイング作りをしましょう。
バックスピン量は、ボールが関係している
最後にバックスピン量ですが、理想的なスピン量にするために考えなければならないポイントは、大きく2つ。
1.ゴルフクラブ(ドライバー)のシャフトが、アナタ自身に合っているのか?
2.使用しているボールのスピン量は、ヘッドスピードと合っているか?
1.に関しては、スイング技術との相互性があるので一先ず置いておきます。
2.の使用しているボールは、理想的か?
私のWEBサイトでは、初心者、上級者関係なく 使用ボールは毎回同じものを使うというメッセージを強く訴えていることは知っていると思いますが、
アナタが使用しているボールが、合っているのか?を考えましょう。
近年、雑誌などでは飛距離アップには「低スピン」を大きな記事で紹介していますが、
ジツはスピン量が少なすぎると浮力が得られず、すぐに地面に落ちてしまいます。
確かに低スピンは間違いではないのですが、
ヘッドスピードが速ければ速いほど、低スピンが飛ぶという物理的根拠になります。
そのため、ヘッドスピードがある程度あるプレーヤーには低スピンは当てはまりますが、
男性より力のない女性プレーヤーが、スピン量が少ないボールを打てばどうなるでしょうか?
当然、浮力が得られず飛距離が伸びません。
そのため、一概に低スピンが飛ぶとは言えないのです。
では、スピン量が足りない場合はどうすればいいのか?
ズバリ、使用しているボールを変えましょう。
ディスタンス系のボールから、スピン系のボールに変えればいいのです。
簡単にボールの説明をすると、ディスタンス系のボールはスピン量が少なくなるようになっています。
そのため、ヘッドスピードが速いプレーヤーが打てばある程度の飛距離が出ますが、ヘッドスピードが遅い女性やシニアのプレーヤーが打てばスピン量が足りなく飛距離が伸びません。さらに、アイアンショットでもスピン量が減るので、グリーンにボールを止まにくくなっています。
ディスタンス系のボールの唯一の利点は、価格帯が安い。
それだけで、プレーに関する利点はまったくと言っていいほどありません。
それに比べ、スピン系のボールはグリーンにボールを止めやすくドライバーショットのスピン量も理想的になるのであれば、使用球を変更するほうがラウンドでのストレスが減るはずです。
ゴルフは、物理的根拠に基づいて練習するとスクールでも指導しています。
ティーショットの飛距離を伸ばすために、飛びの3原則を覚えてアナタ自身のヘッドスピードを理解しスピン量をコントロールしましょう。
きっと今まで以上に、ティーショットの飛距離が伸びるはずです。
最後に、おススメのスピン系のボールを紹介します。
タイトリストプロV1 シリーズです。2種類ありますが、V1Xがややしっかりした打感で、スピン性能は変わりません。
ぜひ、一度試してみましょう。
タイトリストプロV1
タイトリストプロV1X
ラウンド前のオススメの練習器具
コースに着いて、身体をほぐすために役に立つ器具

朝日ゴルフから発売されている 「ゴルとれ」シリーズです。
シリコンで出来ていて、伸び縮みするので、スタート前にストレッチに最適😄
私もスタート前に使用しています。
コースや練習場で方向やボール位置をチェックできる 練習器具(アライメントスティック)

目標に対して、方向やフェースの向き・ボール位置をチェックする練習器具です。
ゴルファーの7割以上は、右向きの方向で構えていると言われています。
目標方向に正しく立てるようになれば、ナイスショットの確率は一気にあがります。
スコアアップのためにも、毎回 方向の確認をし練習することをおススメします!
ドライビングレンジがない時に、最適な練習器具

「コアスイング」という羽がついている素振り専用の練習器具です。
スイングした時に、羽が空気抵抗になるので、体幹に力をいれてスイングする感覚がわかります。
コースでも、体幹に力をいれてスイングしないと良いショットは打てないですからね。
この商品は、通常の練習でも使用できるのでおススメです。
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