どのようにボールは飛ぶのか(2)飛球の4つの要素

アイアンとボールの写真

インパクトで放たれたボールは、どんな飛球になったのか❓
それは、スイング中のクラブヘッドの軌道とフェースの向きですべて説明できます。

実際にアナタがショットしたボールの飛球が、どんな球筋なのかによりスイングを分析できます。

スイングを分析するために、準備段階として「飛球法則」の知識が必要です。法則により、打ち出された飛球がなぜその方向に飛ぶのかを解説しています。
アナタのゴルフ上達のために、必要な知識です。

ぜひ、頭に入れましょう!

INDEX

  1. まずは、「飛球法則」を覚えよう
  2. ボールが飛んでいく高さは、入射角で決まる
  3. ボールのバックスピンは、クラブロフトとインパクトロフトで決まる
  4. ボールが飛んでいく左右の打ち出し方向は、クラブのヘッド軌道で決まる
  5. ボールのサイドスピンは、インパクトのフェースの向きで決まる
  6. ラウンド前にオススメの練習器具

 

まずは、「飛球法則」を覚えよう

飛球法則とは、1980年代初期にアメリカのゲーリー・ワイレン博士によって発表されたボールが飛ぶ法則で、近代ゴルフの基礎とされています。
現在は、この飛球法則を元にさまざまなスイング理論が確立され、ゴルファーのためのさまざまなレッスンメゾットができています。

まずは飛球法則では、飛球が

1.飛んでいく高さ
2.バックスピン
3.飛んでいく方向
4.サイドスピン

の4要素で、どんな球筋になるのかをすべて説明しています。

ゲーリー・ワイレン博士は、

「結論としてボールには、意思もエネルギーも無く誰に打たれようと打たれた瞬間の物理法則に従って飛ぶことしかできない」

と発言しています。

飛球は誰が打とうが物理法則に従って飛んでいくので、
例えばプロゴルファーと小学生が、まったく同じ条件でボールを打ったとすると、結果は同じになるということです。

偶然ではなく必然的に同じ飛球になるので、今から出てくる4つの要素を覚えましょう。

ボールが飛んでいく高さは、入射角で決まる

まずは、飛んでいくボールの高さ低さについて解説します。

ボールが飛んでいく高さ低さは、クラブヘッドの入射角で決まります。
入射角とは、クラブヘッドが上から下に動く軌道の地面から角度を言います。

入射角は、大きく3つにわかれます。
この3つを専門用語で、アッパーブロー・レベルブロー・ダウンブローと呼びます。

1. アッパーブロー

クラブヘッドが下から上に上がる時にボールにコンタクトする軌道です。

3つの軌道の中で、一番打ち出しが高くなります。
この軌道は、おもにドライバーショットで起こるスイング軌道です。
あと、ラフに浮いているケースなどありますが、まれなケースです。

ですので、
アッパーブロー = ドライバーショット
と、覚えましょう。

アッパーブロー図

2. レベルブロー

これは、スイング軌道の最下点でボールにコンタクトする軌道です。

3つの軌道の中では、インパクトロフトとクラブのロフトがほぼ一緒になります。
この軌道は、フェアウェイウッド・ハイブリット・ミドルアイアンなどがこのケースです。

レベルブロー図

3. ダウンブロー

これは、スイング軌道の下降中にボールにコンタクトする軌道です。

3つの軌道の中で一番打ち出しは低くなります。
この軌道は、ショートアイアン・ウエッジなどがこのケースです。

ダウンブロー図

この3つの軌道で、ボールが打ち出される高さが決まります。

ここでの注意点が、ボールが打ち出されているだけの飛球です!!
まだバックスピンは、入れないで考えましょう。

よくある間違いとして、ショートアイアンでダウンブローに打てばボールは高く打てると思い込んでいる人がいます。

ダウンブローで打たれたボールは低く打ち出されてバックスピン量が多いので高く上がりグリーン上に止まるという飛球です。
ですので、打ち出しは低いです。高くはありませんので注意しましょう。

ボールのバックスピンは、クラブロフトとインパクトロフトで決まる

次に2つ目の要素のボールのバックスピンは、クラブロフトとインパクトロフトで決まります。

クラブロフトというのは、もともとのそのゴルフクラブのロフト角です。
そして、インパクトロフトとは、ボールにコンタクトした時の地面に対するクラブフェースの角度になります。

クラブフェースのロフト角度より、インパクトロフトが地面に対し下を向いて当たればバックスピンは多くなり、上を向いて当たれば少なくなります。

バックスピンの他の要素として、クラブのヘッドスピード・フェースとボールの接触時間などが考えられますが、

多くの要因は、インパクトロフトと入射角です。

例えば、9番アイアンのダウンブローと8番アイアンのレベルブローで同じ42°のインパクトロフトの場合、9番アイアンのダウンブローのほうがバックスピンは強くなります。

バックスピン説明図

ゴルフにおいて、バックスピンがまったくかからない飛球は物理的にあり得ない!と覚えましょう。

この2つの要素で、ボールが真っすぐ飛んだ時の飛球を分析できます。

ボールが飛んでいく左右の打ち出し方向は、クラブのヘッド軌道で決まる

それでは、3つ目の左右の打ち出し方向と4つ目のサイドスピンですが、これはわけて考えましょう。

ボールが飛んでいく左右の打ち出し方向は、クラブのヘッド軌道で決まります。

クラブのヘッド軌道は3つです。
専門用語で、インサイドイン・インサイドアウト・アウトサイドインの3つのパターンのクラブヘッド軌道があります。

1. インサイドイン

クラブヘッドが、目標線に対してキレイな円を描く軌道です。
この軌道でクラブが動くと、目標線通りに飛球が打ち出されます。

2. インサイドアウト

クラブヘッドが、目標線に対して内側から外側に描く軌道です。
この軌道でクラブが動くと、目標線よりも右に飛球が打ち出されます。

3. アウトサイドイン

クラブヘッドが、目標線に対して外側から内側に描く軌道です。
この軌道でクラブが動くと、目標線よりも左に飛球が打ち出されます。

左右の方向説明図

この3パターンのクラブヘッド軌道で、ボールを打ち出す方向が確定できます。

ボールのサイドスピンは、インパクトのフェースの向きで決まる

最後に4つ目の要素のサイドスピンですが、ボールが曲がるという現象はサイドスピンがかかっているために起こります。

右回転がかかれば、右へ曲がり、
左回転がかかれば、左へ曲がる

物理現象になります。

ボールが曲がる方向は、インパクトのフェースの向きで決まります。

インパクトのフェースの向きも、3種類あります。
専門用語で、スクエアフェース・オープンフェース・クローズドフェースの3つのインパクトフェースのパターンです。

1. スクエアフェース

円周接線に対して、直角にフェースがインパクトできた状態。
これが理想です。

2. オープンフェース

円周接線に対して、右に向いてフェースがインパクトした状態。
これで、ボールに右回転がかかります。
一般的にスライスボールと呼ばれます。

3. クローズドフェース

円周接線に対して、左に向いてフェースがインパクトした状態。
これで、ボールに左回転がかかります。
一般的にフックボールと呼ばれます。

このインパクトフェースの向きで重要なポイントは、「円周接線」に対してインパクトフェースがどの方向を向いているかということです。
円周接線の定義を当てはめないと、飛球はその方向に曲がるとは確定できません。

サイドスピン説明図

最近では、「新・飛球法則」という原理がネットに出ていますが、円周接線の定義が非常にあいまいです。
必ず「円周接線」に対して、どちらの方向をフェースが向いているかを考えましょう!

これで、左右上下右曲がり左曲がり全ての方向にボールが飛んでいく理由が説明できます。

ですので、「偶然、ボールは真っすぐ飛ばない」と覚えましょう。
ボールがいろいろな方向に飛ぶのには、かならずその原因があります。

この4要素をパターンで組み合わせて、27種類の飛球のパターンを作ることができますがそこまで覚えなくても正しいスイングは作れます。
ですが、スイングを理解する上で、9種類の弾道は必要になります。

9種類の弾道については、「飛球法則に基づいた9種類の弾道と正しいスイング」で解説しています。
ぜひ、読んでスイングの理解を深めましょう。

ラウンド前のオススメの練習器具

コースに着いて、身体をほぐすために役に立つ器具

朝日ゴルフから発売されている 「ゴルとれ」シリーズです。

シリコンで出来ていて、伸び縮みするので、スタート前にストレッチに最適😄

私もスタート前に使用しています。

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パッティング練習で、フェースの向きをチェックする練習器具

目標に対して、フェースの向きをチェックする練習器具です。

フェースの向きが、目標に対して右を向いたり左を向いたりしている人が予想以上に多いです。

目標方向にフェースが向くようになれば、カップインの確率は一気にあがります。

気になる人は、毎回チェックするべきです。

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ドライビングレンジがない時に、最適な練習器具

「コアスイング」という羽がついている素振り専用の練習器具です。

スイングした時に、羽が空気抵抗になるので、体幹に力をいれてスイングする感覚がわかります。

コースでも、体幹に力をいれてスイングしないと良いショットは打てないですからね。

この商品は、通常の練習でも使用できるのでおススメです。

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[2022.07.01]
 

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