2つの物理法則に沿って、スイング作りをしよう。

ドライバーショットフィニッシュ

ゴルフスイングをするときに、重要な要素を知っていますか❓

やみくもにボールを打って身体に動きを覚えらせるより、もっと効率的なスイング作りの方法があります。

それは、2つの物理法則に沿いながらスイングを作る練習です。
物理法則に従って正しいスイングの形を作ることができれば、「まっすぐ遠くに飛ぶスイング」ができあがります!
2つの物理法則とは、「スイングセンター」と「スイングプレーン」です。

ぜひ、学んでいきましょう。

INDEX

  1. スイングセンターとは?
  2. スイングプレーンとは?
  3. 「スイングセンター」「スイングプレーン」活用の注意点
  4. ラウンド前にオススメの練習器具

 

スイングセンターとは?

まずは、「スイングセンター」から、解説します。
スイングセンターとは、正面からスイングを見た時に、両腕を真横に開いた横軸と身体の中心軸がちょうど交差する点です。一言でいえば、首の一番下ですね。

スイングセンター説明図

この点を中心に、スイングの回転運動を行うとクラブヘッドが点から一番遠くにあるため振り子運動により加速します。
そのため、この点を中心に回転を行うとアナタの最大値のヘッドスピードが得られるのです。

「スイングセンター」は、「スイング軸」と、どちらが正しいか?という論争が起こります。「スイング軸」に対して、身体を左右に入れ替えるというゴルフスイングの考え方がありますので、「スイング軸」という言葉がでてきます。

しかし私は、トップオブスイングからフォロースルーで腕が肩を追い越すまで、頭の位置をキープしてスイングするという考え方です。
頭の位置をキープしてフォロースルーまでスイングすると「スイング軸」で考えるとかなり傾いた軸になってしまいます。

ですので、私は「スイングセンター」でスイングを考えています。
インパクトで、重心は左へ移動し上半身は右に残る形を作ると「スイングセンター」で考えた方がわかりやすいんですね。

「重心は左へ移動し上半身は右に残る形を作る」は、飛距離アップの基本法則「飛距離アップさせるには、遠心力を使え!」で解説しています。

「スイングセンター」も「スイング軸」も、大まかな考え方は似ています。
クラブヘッドを加速させるためには、頭の位置を大きく左右に動かさないということです。

とくに切り返しからフォロースルーまで、「スイングセンター」をキープすると物理的にクラブヘッドは加速し、
アナタは自分が出せる最大のヘッドスピードで打つことができます。

スイングプレーンとは?

スイングプレーンとは、スイングした際にゴルフクラブが通過した軌跡を平面にした仮想の円盤です。

なぜスイングプレーンを使用しているかというと、スイングプレーンという仮想の円盤の上をクラブが動けば、
サイドスピンが少ない真っ直ぐに近い飛球が放たれるからです。

スイングプレーンの確認のやり方は、飛球線後方からスイングの動画を撮って画像にラインを入れて分析します。
アナタのスイング中のクラブが、空間のどこを通過しているかを「スイングプレーン」を用いて確認し、真っすぐに飛ぶ飛球を目指しましょう。

スイングプレーン

では、「スインプレーン」を解説していきます。
スイングプレーンは、さまざまな考え方があり、スイング理論によって使うライン(平面)が違います。

私は、ゴルフスイングをチェックする時に、3つのライン(平面)を使用してスイングを診断します。

一つ目は、「ホーガンプレーン」と言って、1950年代に活躍したプロゴルファーの「ベン・ホーガン」が著書「モダンゴルフ」で発表した「スイングプレーン」です。この著書での発表内容が近年のゴルフスイングの「スイングプレーン」の起源となっています。
ホーガンはゴルフスイングのメカニズムについて、飛飛球線後方から見た時の、ボールと首の下を結んだ平面を「スイングプレーン」と呼びました。この平面を今では「ホーガンプレーン」と言います。
その平面をガラス板に例えて肩に乗せそれをを突き破らないようにスイングしましょうと著書で書いています。

ホーガンの功績を少し紹介すると、プレーヤーとしてUSPGAで64勝しその中には9勝のメジャー制覇。(「マスターズ」「全米プロ」「全米オープン」「全英オープン」の4つの試合)
年間3勝のメジャー優勝は、「タイガー・ウッズ」と並び現在も破られていない記録です。
彼は練習に熱心なプレーヤーであったことでも有名で、その研究から現在のスイング理論の教祖とよばれています。

ただ「ホーガンプレーン」だけでは、スイングの全てを解明したことにならないと多くのゴルフの専門家が論争を繰り広げ、近年「シャフトプレーン」が誕生しました。

「シャフトプレーン」とは、飛球線後方から見た時の構えのクラブヘッドのヒール側からシャフトの延長線上にのばしたライン(平面)になります。

私は、「ホーガンプレーン」より「シャフトプレーン」が重要と考えていて、切り返しからインパクトまでにこのラインの下にクラブヘッドが通らないスイングを推奨しています。このラインの下を通ると、専門用語で「クラブがねる」という状態になりシャンク、プッシュアウト、ヒッカケの原因になります。

ではスイングである程度ねらった場所にボールが飛ぶようになるには、どうしたらいいかというと飛球線の後方から見て、「ホーガンプレーン」と「シャフトプレーン」の間のVゾーンをゴルフクラブが通れば大丈夫だと私は考えます。

そしてもっとスイングの精度を高めるための指標は、「ホーガンプレーン」と「シャフトプレーン」の真ん中にもう1本ラインを引きます。スイングの8時~4時の間でこのライン上をゴルフクラブが通過するようにスイングを作れば、かなり精度の高いスイングになります。

アマチュアの人から質問で、「クラブをねかした方がインサイドからクラブヘッドが通ってボールが飛ぶんじゃないですか?」と聞かれます。
しかし、「シャフトプレーン」から5㎝以上下からクラブヘッドが通ると大きなミスの原因となります。
ですので、「シャフトプレーン」から「ホーガンプレーン」の間にクラブヘッドが通るように練習しましょう。

「スイングプレーン」と言っても、私がスイング解析で活用しているだけでも3種類あります。ネットで検索すれば、もっと多くのスイングプレーンが存在します。

スイング診断の専門家が、どのようなスイング理論を元にスイングを考えているかでスイングプレーンは変化します。ですので、一言でスイングプレーン上をクラブを通すと言われても、さまざまなスイングプレーンの中で何を選択すればよいのかわからないと思います。

私は3種類のスイングプレーンの真ん中を、シャフトがトップ、インパクト、フォロースルーで重なるように指導していますが、コーチのスイング理論が違えば使用するスイングプレーンも違います。アナタがどの理論に沿ってスイングを構築するかは、自分自身で決めましょう。

もし私が指導しているものと同じ理論でスイングを構築しようとして、何か不明な点がある場合は、「お問い合わせ」から連絡ください。できる範囲でメールにてアドバイスします。
かわばたコーチに相談する

「スイングセンター」「スイングプレーン」活用の注意点

「スイングセンター」「スイングプレーン」をチェックする時に、私はスイングを目視して物理法則に当てはめスイングを指導していますが、細かく説明する時にはスイングの動画を撮って説明します。

「スイングセンター」の動画を撮る際はプレーヤーの真正面から、「スイングプレーン」を撮る際は飛球線後方からプレーヤーのグリップの位置に平行直角にカメラをセットします。
正面からカメラをセットして確認する作業は、難しくないので可能だと思いますが、飛球線後方からのカメラ撮影はかなり技術が入ります。
正しく撮影できないと、スイング診断を誤る可能性がありますので、不安な人はティーチングプロに相談しましょう。

「スイングセンター」を守ってスイングできればクラブヘッドが最大スピードで加速し、「スイングプレーン」を守ってスイングすればボールがまっすぐに飛ぶようになります。

先程紹介した偉大なプロゴルファーのベン・ホーガンは、「プレーは、結果によって考えず、原因で考えるのが上達の秘訣である。」と言っています。

ボールが真っすぐ遠くに飛ぶには、必ず理由があります。
その原因を突き止めるために、「スイングセンター」「スイングプレーン」を活用しましょう!

ラウンド前のオススメの練習器具

コースに着いて、身体をほぐすために役に立つ器具

朝日ゴルフから発売されている 「ゴルとれ」シリーズです。

シリコンで出来ていて、伸び縮みするので、スタート前にストレッチに最適😄

私もスタート前に使用しています。

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コースや練習場で方向やボール位置をチェックできる 練習器具(アライメントスティック)

目標に対して、方向やフェースの向き・ボール位置をチェックする練習器具です。

ゴルファーの7割以上は、右向きの方向で構えていると言われています。

目標方向に正しく立てるようになれば、ナイスショットの確率は一気にあがります。

スコアアップのためにも、毎回 方向の確認をし練習することをおススメします!

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ドライビングレンジがない時に、最適な練習器具

「コアスイング」という羽がついている素振り専用の練習器具です。

スイングした時に、羽が空気抵抗になるので、体幹に力をいれてスイングする感覚がわかります。

コースでも、体幹に力をいれてスイングしないと良いショットは打てないですからね。

この商品は、通常の練習でも使用できるのでおススメです。
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[2023.06.19]
 

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