すべてのゴルファーに覚えてほしい、ゴルフのエチケット・マナーについて

ゴルフ場写真

ゴルフは、たくさんの約束事を覚えなければならないと敬遠する人がいます。

その一つがエチケットです。

例えば、映画を観ている時に電話が鳴って、そのまま館内で話しはじめる人がいたらどうでしょう❓

嫌ですよね🤬

でも、電話をしている人は、周りに迷惑をかけているとは思っていません。
そういうマナーの悪い人がいると、せっかくの映画が楽しめないですね。

ゴルフも同じです。
マナーの悪い人とプレーすると、雰囲気が悪くなってしまい、心からゴルフを楽しめなくなってしまいます。

楽しくゴルフをするために、ぜひ正しいエチケット・マナーを身につけませんか❓

INDEX

  1. ゴルフのエチケット・マナーは、大きく分けて6つの項目がある
  2. エチケットの6項目は、優先順位だと覚えよう
  3. 『ルールブック』全文記載
  4. エチケットでも特に重要な部分
  5. ゴルフのエチケット・マナーのまとめ
  6. ラウンド前にオススメの練習器具

 

ゴルフのエチケット・マナーは、大きく分けて6つの項目がある

ゴルフのエチケット・マナーは、2018年度までのルールブックの一番最初に掲載されています。

ゴルフにおいて、最重要事項です。

ゴルフというスポーツは、審判がいません。
そのため、自分でなにか間違った処置をした場合、罰打を科す仕組みになっています。

ゴルフの根本的な精神は、『ゴルファーは皆、誠実で故意に不正を犯すものはいない』が基本的な考え方なので、
罰則もプレーの公平をはかる観点から決められたものです。そのために自主的に守るべきものなのです。

エチケットは、大きく6つの項目に分けられています。
それが、

1) コース上での心得
2) 他のプレーヤーへの心配り
3) プレーのペース
4) コース上の先行権
5) コースの保護
6) むすび 違反の罰

になります。

順に説明していきますが、難しいことは何もありません。
基本的な考え方は、自分がされたら嫌なことは、相手にもしないということです。

 

エチケットの6項目は、優先順位だと覚えよう

このエチケットの6項目の考え方は、基本的に優先順位に並んでいるととらえましょう。

最初に記載されている「安全確認」は、仲間と楽しい時間を過ごすために最低限ケガや事故をしないために最も重要な項目です。

『ルールブック』全文記載

1) コース上での心得

  • はじめに
    この章ではゴルフゲームはどのようにプレーされるべきかというゴルフのマナーについてのガイドラインを規定しているが、これが守られれば、プレーヤーがみなゴルフを最大限に楽しむことができるだろう。この章全体に通じる基本的な考えは、コース上にいる他の人に対しても常に心をくばるべきということである。
  • ゴルフの精神
    ゴルフはほとんどの場合レフェリーの立ち会いなしに行われる。
    また、ゴルフゲームは、プレーヤーの一人ひとりが他のプレーヤーに対しても心くばりをし、ゴルフ規則を守ってプレーするというその誠実さに頼っている。
    プレーヤーはみな、どのように競い合っているときでもそのようなことに関係なく、礼儀正しさとスポーツマンシップを常に示しながら洗練されたマナーで立ちふるまうべきである。これこそが正に、ゴルフの精神なのである。
  • 安全の確認
    □ プレーヤーは、ストロークや練習スイングをする場合、次のことを必ずよく確かめるようにするべきである。
    (a)近くに誰も人が立っていないかどうか
    (b)クラブや、球や石、砂利、木の小枝などが飛んでいって当たりそうな場所に誰も人が立っていないかどうか
    □ プレーヤーは、前の組のプレーヤーたちが球の届く範囲外に出るまではプレーを始めてはならない。
    □ プレーヤーは、近くや前方にいるコース作業員に危険な思いをさせる可能性のあるときは、ストロークを行おうとする前に必ずその人たちに注意するよう声を掛けるべきである。
    □ 打った球が誰か人に当たる危険性のある方向に飛んで行った場合、プレーヤーはすぐに大声で危険を知らせるべきである。そのような場合に伝統的に使われてきている掛け声は「フォー!!」である。

2) 他のプレーヤーに対する心くばり

  • 他のプレーヤーの邪魔にならないように
    □ プレーヤーは常にコース上の他のプレーヤーたちにも心くばりを示すべきで、むやみに動いたり、話し合ったり不必要に音を立てたりして他のプレーヤーのプレーの邪魔になるようなことをしてはならない。
    □ プレーヤーは、どのようなものであれコース内に持ち込んだ電子機器が他のプレーヤーの集中を乱すことのないように留意するべきである。
    □ ティーインググラウンド上では、プレーヤーは自分の打順となるまでティーアップしてはならない。
    □ 他のプレーヤーがプレーを始めようとしているときに、プレーヤーはそのプレーヤーの球の近くや真後ろ、あるいはホールの真後ろに立ったりしてはならない。
  • パッティンググリーン上
    □ パッティンググリーン上では、プレーヤーは他のプレーヤーのパットの線上に立ったりしてはならない。また、他のプレーヤーがストロークをしているときに、そのプレーヤーのパットの線上に影を落としたりしてはならない。
    □ 同じ組のプレーヤー全員がそのホールのプレーを終えるまで、その組のプレーヤーはパッティンググリーン上かその近くで待っているべきである。
  • スコアの記録
    ストロークプレーでは、マーカーに指名されているプレーヤーは、受け持ちのプレーヤーのスコアを、必要であれば、次のティーへの移動中にそのプレーヤーとチェックした上で記録するべきである。

3) プレーのペース

  • 前を空けずに適切なペースでプレー
    プレーヤーは適切なペースでプレーすべきである。委員会はすべてのプレーヤーが従わなければならないプレーのペースのガイドラインを制定することができる。
    前の組に遅れないようについて行くことはその組全体の責任である。もし前の組との間隔が完全に1ホール空き、後続の組をも待たせているときは、後続の組が何人組であろうと、その組に先にプレーして行くように声を掛けるべきである。
    前の組との間隔が完全に1ホールは空いていないが、後続の組の方が早くプレーできることが明らかな場合はその早い組に先にプレーして行くように声を掛けるべきである。
  • プレーの準備
    プレーヤーは自分たちのプレーする順番になったらすぐにもプレーできるようにしておくべきである。また、パッティンググリーン上やその近くからプレーするときは、プレーヤーはそのパッティンググリーンから次のティーへ移るときに早く行ける手近な所にキャディーバッグやカートを置いておくようにするべきである。そして、そのホールのプレーが終わり次第、プレーヤーはすぐにパッティンググリーンを離れるべきである。
  • 紛失球
    球がウォーターハザードの外で紛失したかもしれない、またはアウトオブバウンズであるかもしれないと思った場合には、プレーヤーは、時間節約のため、暫定球をプレーするべきである。
    球探しをしている組は、探している球がすぐには見つかりそうにないと思ったら、後続の組にプレーを続けて先に行くようすぐに合図するべきである(球を5分間探した上、その後でプレースルーの合図を出すようなことのないように)。後続の組を先に行かせたら、その組のプレーヤーたちがパスして行って球の届く範囲外に出るまで、プレーヤーはプレーしてはならない。

4) コース上の先行権

委員会が別の取り決めをしている場合を除き、コース上の先行権はその組のプレーのペース次第によって決まる。なお、1ラウンドをフルにプレーしている組はそれよりも少ないホール数をプレーしている組をパスすることができる。「組」という語には1人でプレーしているプレーヤーのことも含む。

5) コースの保護

  • バンカー
    バンカーから出る前に、プレーヤーは(a)自分が作ったバンカー内の穴や足跡は勿論、(b)近くにある他のプレーヤーの作った穴や足跡もすべて入念に埋め、平らにならしておくべきである。レーキがバンカーの近くのそれほど遠くない所にあれば、砂ならし用にレーキが使われるべきである。
  • ディボット跡やボールマーク、靴による損傷の修理
    プレーヤーは(a)自分たちの作ったディボット跡や、(b)球の衝撃によってパッティンググリーン面にできたボールマーク(プレーヤー自身の球によるものに限らない)を入念に直しておくべきである。靴によってパッティンググリーン面に作られた掻き傷などは、同じ組のプレーヤー全員がそのホールのプレーを終えた後で直しておくべきである。
  • 不必要なコース損傷の防止
    プレーヤーは、練習スイングでディボットを取ったり、クラブヘッドを地面に叩き付けて(怒ってであろうと他の理由であろうとを問わない)コースを傷つけたりすることのないようにするべきである。
    プレーヤーは、バッグや旗竿を置くときに、パッティンググリーン面を傷つけないように心掛けるべきである。
    ホールを傷つけないようにするためにも、プレーヤーやキャディーはあまりホールの近くに立ってはならないし、旗竿を抜いたり立てたりするときや球をホールから取り出すときは、特にホールに注意しながら行うべきである。また、球をホールから取り出すのにクラブのヘッドを使ったりしてはならない。
    プレーヤーはパッティンググリーン上にいるときは(特にホールから球を取り出すときは)パターに寄りかかったりなどしてはならない。旗竿は、その組のプレーヤーがパッティンググリーンを離れる前に、ホールの中に正しく戻しておくべきである。
    ゴルフカートの走行についての注意事項は厳格に守るようにするべきである。

6) むすび、違反の罰

プレーヤーがみなこの章のガイドラインに従ってくれれば、すべての人にとってゴルフはもっと楽しいものになるだろう。プレーヤーがラウンド中(またはある期間にわたって)このガイドラインを無視して絶えず他のプレーヤーの迷惑になるようなことをした場合、そのようなプレーヤーに対し委員会が懲戒といった意味で然るべき措置、例えば一定期間コース内でのプレー禁止とか、いくつかの競技への出場停止などの措置をとることを検討することを勧めたい。そのような措置は、このガイドラインに従ってプレーすることを望む大多数のプレーヤーの利益を守るという見地からしても、正当なものとして認められると思われる。
エチケットの重大な違反となる場合、委員会は規則33-7に基づいてそのプレーヤーを競技失格とすることもあり得るだろう。

この1~6の項目が2018年度までのルールブックにのっている全文になります。
その中でも、特に重要な部分を説明します。

ゴルフのエチケット・マナーでも特に重要な部分

ゴルフのエチケット・マナーというのは、

「一日楽しくラウンドするために怪我をせず一緒にラウンドしている仲間の邪魔をせず、後続の組のプレーヤーにも心配りをしてペースを守りゴルフコースの芝をむやみに傷めずにプレーしましょう」

という、ごくあたりまえのことを書いています。

この中でも特に守るべきことが、「プレーのペース」です。
どこのゴルフ場でもハーフ(9ホール)2時間15分以内と記されています。

例えば、トップでラウンドした組がハーフで3時間かかりました。となると後ろの組は渋滞と一緒でどんどんプレーのペースが遅くなります。それが前半反対の9ホールをラウンドしていた組の後半のプレー時間にもかかわってきます。
当の本人たちは気付かない間に、重大なマナー違反を犯してしまっています。

そんなプレーヤーばかりが集まるゴルフ場には、ゴルフが大好きなプレーヤーは集まりません。
もしプレーのペースについてゴルフ場から注意を受けたとしたならば真摯に受け止めプレーヤーは改善しましょう。

もし改善せずにほかのゴルフ場でプレーするというならゴルフをやめてください。
ゴルフを心から楽しむ人たちにとって迷惑です。それくらいゴルファー失格ということです。

ゴルフのエチケット・マナーのまとめ

少し強く書きましたが、これが私の本音です。

もし一緒にラウンドしたプレーヤーが、ほかの人が打っている時にペラペラおしゃべりしたり、バンカーショットが終わっても砂を整備せずおまけにプレーまで遅いなんて人とは、私は二度と一緒にラウンドをしたくありません。

エチケットをまだ知らない人は、必ず覚えましょう。

まだ注意してくれるプレーヤーはあなたのゴルファーとしての未来を信じてあなたに注意してくれています。もしそのような状況になれば、真摯にうけとめ改善しましょう。

そうすれば、きっとアナタは素晴らしいゴルフ仲間に出会えて人生を楽しむことができるでしょう。
改善せずにマナー違反を繰り返すようであれば、同じようにマナー違反を繰り返すゴルファーが寄ってきます。「類は友を呼ぶ」です。

マナーを守りゴルフを愛するアナタには、きっと素晴らしいゴルフ仲間ができます。
素晴らしいゴルファーとしての未来を考え、ルールやマナーをしっかり頭にたたきこみましょう!

ラウンド前のオススメの練習器具

コースに着いて、身体をほぐすために役に立つ器具

朝日ゴルフから発売されている 「ゴルとれ」シリーズです。

シリコンで出来ていて、伸び縮みするので、スタート前にストレッチに最適😄

私もスタート前に使用しています。

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コースや練習場で方向やボール位置をチェックできる 練習器具(アライメントスティック)

目標に対して、方向やフェースの向き・ボール位置をチェックする練習器具です。

ゴルファーの7割以上は、右向きの方向で構えていると言われています。

目標方向に正しく立てるようになれば、ナイスショットの確率は一気にあがります。

スコアアップのためにも、毎回 方向の確認をし練習することをおススメします!

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ドライビングレンジがない時に、最適な練習器具

「コアスイング」という羽がついている素振り専用の練習器具です。

スイングした時に、羽が空気抵抗になるので、体幹に力をいれてスイングする感覚がわかります。

コースでも、体幹に力をいれてスイングしないと良いショットは打てないですからね。

この商品は、通常の練習でも使用できるのでおススメです。

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[2023.03.10]
 

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