天下無双の最新ドライバー テーラーメイド SIMシリーズ
最新ドライバーの進化は、すさまじいものがあります。
とくにテーラーメイドは新作のサイクルも早く、ドライバーの技術革新は他社を圧倒しています。
最新モデルである「SIM」は、これまでのシリーズであった「Mシリーズ」を完結させ、新たに立ち上げたシリーズです。
SIMはMシリーズの良い機能をそのままに、
飛びの性能を進化させた最高の完成度を誇るドライバーです。
今回はSIMの性能を解説します。
INDEX
飛びの三要素
ほかの記事でも紹介していますが、ショットの飛距離には以下の三つの要素が重要となります。
・ボール初速
・打ち出し角度(高打ち出し角度)
・バックスピン量(低スピン)
打ち出し角度とバックスピン量は適切な数値が求められます。
その中でも、ボール初速は、飛距離アップの要素の75%を占めます。
ボール初速とは、フェース面とボールがコンタクトし、はなれた瞬間のスピードです。
最新のドライバーは、トランポリン効果を最大限に引きあげる改良を加えているので、飛ぶようになっています。
飛びの三要素の詳しい記事は、「どのようにボールが飛ぶのか (1) ヘッドスピード」で解説しています。
テーラーメイドのSIMは、ボール初速を速くすることに着目し、飛ばしをサポートする機能が満載です。
SIMの革新的な3つの性能
1.貫通型スピードポケット
テーラーメイドお馴染みのフェースの背後に配置された溝です。
フェース下部でヒットした際の無駄なスピン量を抑える役割があり、安定したボール初速を叩き出すことができます。
そのため、飛距離のアベレージを高い数字でまとめることが可能になりました。
2.スピードインジェクション
前作のM5・M6で搭載された、ルールギリギリの反発係数のフェースを作り出す機能です。
フェースには反発係数の上限(0.83以下)が規定にあり(SLE規則2008年から施行)、反発係数を超えたドライバーはルール適合内のドライバーとして販売することができません。
そのため、ドライバーヘッドを工場で作成する時に個体差が生じるため、規定値ギリギリを基準に作らないようにしています。
(プロギアのRSはギリギリを攻めた結果、規定値を超えたヘッドパーツが出て回収されたこともありますが…)
規定値に余裕を残すことで、上ブレしたヘッドパーツが出ても規定値に収まるためです。
この上ブレしたヘッドパーツが、ツアー支給品などの形でツアープロに支給されます。
スピードインジェクションとは、まず反発係数の規定値を超えたフェースを作成し、その後に専用のジェルを注入し反発係数の数値をコントロールするテクノロジーです。
フェースは全ての個体が検査された後に、固体に応じたジェルの量が注入されます。
そのために全ての個体が反発係数ギリギリのドライバーとして販売されるのです。
言い換えればツアー支給品レベルのドライバーヘッドが、確実に手に入るということです。
3.イナーシャジェネレーター
SIMから初めて搭載された機能で、空気抵抗を軽減しヘッドスピードを向上させます。
ジツのところ、ヘッドの形で空気力学を謳ったドライバーは多くありました。
しかしながら、それらはヘッドスピードの向上は見込めるがスイング軌道の安定性に疑問が残るドライバーや、スイング軌道を安定させる効果だけのドライバーなどでした。
本来、ヘッドスピード向上とスイング軌道の安定は、両立がむつかしい項目なのです。
SIMは、搭載されたイナーシャジェネレーターの重量と配置位置を最適化することで、相反することが多い
「空気抵抗の減少によるヘッドスピードの向上」
と
「高慣性モーメントによる安定性の向上」
の両立に成功したのです。
ヘッドスピードは上がるということは、アナタの今までの限界以上の飛距離を出せるということ。
アナタの飛距離を100%どころか100%以上を引き出してくれるテクノロジーが、イナーシャジェネレーターの機能です。
私のSIMの感想
私のSIMの感想は、飛びのテクノロジーはもちろん、寛容性・安定性のテクノロジーも満載。
先ほど紹介した「イナーシャジェネレーター」による安定感向上はもちろん、
M2から搭載された「インバーテッド・コーン・テクノロジー」によるスイートスポットの拡大。
M3・M4から搭載された「ツイストフェース」によるフック・スライスの低減。
とくにツイストフェースは革新的で、トゥヒット・ヒールヒットのミスが大きく緩和され、上下左右のどこで打っても飛距離のロスや左右へのブレが少なく安定するようになりました。
ここまでメリットばかりを記載してきましたが、じゃあデメリットは?と聞かれると、
思い浮かびません。天下無双の最新ドライバーです。
デメリットをあえて言うなら、音と打感がぼやけた感じがする。
ただ、打感や音は、プレーヤーの好みもあるので、何とも言えません。
SIMの標準スペックが、スタンダード~パワーヒッター向きに販売されています。
そのため、シニアの人には合わない可能性があります。
ですが、ヘッドの性能は抜群なので、リシャフトをしてでも使う価値アリです。
もし新しくドライバーを買い替えるなら、テーラーメイドのSIMシリーズは試打すべき1本だと、私は思います。
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