スイング作りのスタート地点 グリップの持ち方
「良いゴルフスイングは、グリップと構えで決まる!」
私は、10年以上レッスンを続けていて、そう考えています。
グリップの持ち方は、ゴルフスイングの動きに大きな影響を及ぼします。逆を返せば、良いグリップの持ち方をすれば素晴らしいスイングが身に付きます。
今回は、グリップの持ち方の種類、持ち方、スイングに及ぼす影響について解説します。
INDEX
グリップの3種類の持ち方
まずは、両手のグリップの持ち方ですが、大きく分けて3種類あります。
1.オーバーラッピンググリップ
オーバーラッピンググリップという持ち方は、左手の人差し指に右手の小指を乗せる持ち方です。
オーバーラッピンググリップは、ゴルフの20世紀最大の発明といわれているくらいクラブフェースを操作しやすいオーソドックスな持ち方です。指先でゴルフクラブを押さえにくい形になるので、肩がリラックスでき腕をスムーズに動かしやすくできる持ち方になります。私もスクールでは、最終的にオーバーラッピンググリップで持てるように指導しています。
2.インターロッキンググリップ
インターロッキンググリップは、左手の一指し指と右手の小指を絡める持ち方です。
ジャック・ニクラウスやタイガー・ウッズが、インターロッキンググリップでゴルフクラブを持っています。その後、タイガーウッズをみてゴルフを始めた世代(ローリーマキロイ、松山英樹、石川遼)が、この持ち方でゴルフ始めたので近年多くのプロゴルファーがインターロッキングでスイングを作っています。
一見、ゴルフクラブがフィットするように感じるグリップですが、グリップ圧が高くなりやすく肩に力が入りやすいので、スクールではあまりオススメしていません。ただ適正なグリップ圧で持てるのであれば素晴らしいグリップの持ち方といえるでしょう。
3.テンフィンガーグリップ
テンフィンガーグリップは、親指を除く両手8本の指をゴルフクラブに密着させる持ち方です。
10本の指でゴルフクラブを持てるので、ゴルフを始めたときは持ちやすいグリップです。
指先に力が入らないように持てれば良い持ち方ですが、右手の親指のハラ(親指付け根の手のひら部分)でゴルフクラブを持ちにくいので少し力みが生じるグリップだと思います。
良いグリップで持てるようになれば、スイングは良くなる
良いグリップとは、両手の一体感があり肩の力が抜けた持ち方だと私は思います。
どうすれば、そのような持ち方ができるようになるかというと、グリップをゴルフクラブに対してナナメに持ちます。
先ずは左手をナナメ持ちの形でグリップにセットし、自分から見て左手のナックルが2個程度見えるようにします。
次に右手ですが、同じようにナナメに持ち、手の向きを同じ方向にそろえます。
手のひらの向きを揃えなければ、記事の最後に記載してる悪い例(ウィークグリップ)になりやすいので注意しましょう。
そして、左手の親指を右手の親指のハラ(親指の付け根の手のひら部分)で押さえます。
これで完成です。
持ち方を体感するならば、針金やプラスチックのハンガーの肩の部分を持ってみましょう。
ハンガーがナナメになっているので下の写真のような形を作りやすくなります。グリップ圧も針金ハンガーなら強く持てないので持ち加減も解かってきます。
良いグリップをすることで、構えで両腕がだらりとあごの下に持ってくることができます。
正しい構えの形により、スイング中に腕がスムーズに動かしやすくなりゴルフクラブがスイングプレーンに沿って動くようになります。
構えとグリップは、スイングに大きく関係するので、毎回丁寧に練習しましょう。
やってはいけない2パターンの悪い持ち方
2つのゴルフクラブの持ち方は、スイング向上の弊害になりますので、必ず修正しましょう。
1.親指の指先で押さえる持ち方はダメ
親指の指先で押さえてスイングをすると、インパクトでゴルフクラブをリリースする動きがやりにくく、上手くゴルフクラブを操作できません。
2.右手を上からかぶせる持ち方(ウィークグリップ)はダメ
右手を上からかぶせることにより、身体の回転と腕の動きが同調しにくくなり、トップオブスイングで右肘が外を向きやすく(フライングエルボー)なります。この動きにより、ダウンスイングからゴルフクラブがカット軌道で動くのでボールに力を伝えにくくなります。
良いグリップの持ち方で、ゴルフスイングを練習することでダウンスイングからインパクトまでに力が伝わりやすい軌道でゴルフクラブを動かしやすくなります。
グリップの持ち方ひとつで、スイングが変わるといっても、過言ではありません。
一度スイングで悩みだしたら、グリップを見直しましょう。
最後に、グリップの形を練習しやすい「グリップ先生」という練習器具を紹介します。
確認してもらえればわかりますが、グリップの形のくぼみがついていて、両手が正しいグリップの形に導いてくれる定番の練習器具です。
グリップの形を作って、シャドースイングすれば、効果が期待できます。家の中でも練習できるのでかなりオススメです。
日頃の練習にオススメの練習器具
スイング作りの基本グリップ作りに役に立つ器具
「グリップ先生」ボールに力を伝えるために良いグリップは必須です!
そのグリップの形を形成するための練習器具😄器具の突起に指を合わせてシャドースイング
瞬く間に良いスイングが身に付き、部屋の中でも練習できます。
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腕と身体を同調させるための練習器具
「三角先生」という前腕に装着して使用する練習器具
スイング中の正しい手首の動きを覚えると、一気にスイング技術が向上します。
その助けとなる練習器具。装着時はアプローチ練習から始めていきましょう!
スコアアップのためにも、最初に着用し練習することをおススメします!
体幹を使うために、最適な練習器具
「スイングバット」という野球のバットにグリップがついた素振り専用の練習器具です。
重さと長さがあるので、体幹に力をいれてスイングする感覚がわかります。
コースでも、体幹に力をいれてスイングしないと良いショットは打てないですからね。
この商品は、通常の練習前やラウンド前に使用して身体をほぐすことができるのでそのような使い方もできます!
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距離感を養うための大きな武器
ラウンドのスコアを安定させるために、ピンまでの距離を正確に知る必要があります。
そのために、私は距離計測器を使用しています。GPSタイプやレーザータイプなど、かなりの種類が出ています。
安価なものになれば、ピンまで距離のみが出るタイプ。
高価なものになれば、ピンまでの距離、高低差が出るタイプ。
少し高い投資になりますが、高低差が出るタイプをおススメします。
距離と高低差がわかって、ショットをすれば距離感が身に付いてくるスピードも格段に速くなります。
正確に距離がわかる能力は、ゴルフのスコアを出すために不可欠です。
おススメは、『ニコン Nikon レーザー距離計 COOLSHOT クールショット PRO STABILIZED 高低差対応モデル』
私も使用しています。
詳しくは、各サイトで確認ください。
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