知ってそうで知らない アイアンシャフトの選びかた

みなさんは、こんな経験ありませんか?
上司から譲ってもらったアイアンがシニア用で、軽くて柔らかすぎた。
好きなプロゴルファーと同じモデルのアイアンを買ったが、重くて振れない。
プレーヤーごとに体格もヘッドスピードも違います。
自分自身にあったシャフトを選ぶことは、上達への第一歩です。
今回はアイアンシャフトのスチールとカーボンの違いを解説します。
INDEX
スチールシャフトとカーボンシャフトの違い
まずスチールシャフトとカーボンシャフトの大きな違いとしては、重量があげられます。
基本的には、
カーボンシャフトは軽く、
スチールシャフトは重く
設定されています。
具体的にはカーボンシャフトは40~90g、スチールシャフトは90~130gが主体となっています。
ほかの違いは、フレックス(縦のしなり具合)とトルク(横のねじれ)です。
スチールシャフトはカーボンシャフトより、シャフトは硬くなります。
トルクが小さくなるとスイングの挙動に敏感に反応するので、操作性の向上に繋がります。
カーボンシャフトはスチールシャフトより、シャフトが柔らかくなります。
さらに、トルクも大きくなるのでシャフトのねじれが大きくなり、ヘッドの開閉がしやすくなり安定感が向上します。
次は、2種類のシャフトのメリット・デメリットを解説します。
スチールシャフトの特徴
一般的にスチールシャフトは、平均以上のパワーやヘッドスピードのゴルファーや中上級者向けのシャフトになります。
最大のメリットは出球のバラつきを減らせることです。
アイアンはグリーンやピンを狙うクラブなので、これ以上の恩恵はありません!
また重量が重いので手打ちになりにくく、身体を使ったボディーターンスイングが身に付けやすいこともメリットの一つです。
これは初心者でもパワー・ヘッドスピードがある人には、最初からスチールシャフトを使用して欲しい理由です。
一方、パワーやヘッドスピードが平均以下の人には、その重さと硬さからスチールシャフトの恩恵を受けることが難しくなります。
ボールには当たっても、スピン量が足りずボールが上がりにくくなるでしょう。そのような飛球が出るようであれば、カーボンシャフトを選択しましょう。
カーボンシャフトの特徴
平均以下のパワー・ヘッドスピードのゴルファーや、体力が落ちてきたゴルファーにはカーボンシャフトが第一の選択肢となるでしょう。
一番のメリットは飛距離性能と球の高さがあげられます。
なぜかというと、カーボンシャフトの重量が軽く、シャフトがやわらかいのためです。
アイアンの本質は先ほども述べたように正確性ですが、それは飛距離や出球の高さが出せる前提が必要です。
飛距離や球の高さが、足りなければカーボンシャフトの特性を活かしておぎないましょう。
またカーボンシャフトは軽く柔らかいので、身体への負担が少ないことも特徴です。
手首・肘・肩・首など関節に古傷があれば、ゴルファーの寿命を延ばしてくれるシャフトです。
しかし、パワー・ヘッドスピードが高い人が軽量のカーボンシャフトを使うと、出球がバラつき・吹き上がるなど、正確性が低くなる可能性があります。
よく自分自身の技量を見極めて、シャフトを選択しましょう。
ヘッドスピード別のオススメシャフト
シャフトの選び方は、アナタのドライバーのヘッドスピードを目安にするようにしましょう。
基本的なヘッドスピード別のシャフトの選び方としては、
~40m/s カーボンシャフト
40~45m/s 軽~中量スチールシャフト
45m/s~ 重量スチールシャフト
が一般的な判断基準となります。
ヘッドスピードが40m/s以下人は、純正のカーボンシャフトが装着されているものが合うように作られているので、その中から選ぶとよいでしょう。
ただし、同じカーボンシャフトでも標準のヘッドスピード向けのシャフトから、シニア向けの更に軽くて柔らかいシャフトまであるので注意して選びましょう。
スチールシャフトも90~130gと重量帯に幅があるので気をつけましょう。
軽量スチール(40~45m/s)なら
N.S.PRO950GH、
中量スチール(42~47m/s)なら
モーダス105・120、
重量スチール(45m/s~)なら
ダイナミックゴールドS200~400
ここまでの解説でカーボンシャフト=軽くて柔らかい、スチールシャフト=重くて硬いとお伝えしました。
しかし最近では100gを超える重量カーボンシャフトや、70g台の軽量スチールシャフトも出てきました。
どちらもカーボンとスチールの良いとこ取りが売りのシャフトなので、試打できる機会があるなら試してみるのも面白いでしょう。
アイアンはスコアメイクをするために欠かせないクラブです。
「適切なクラブ選びはシャフト選びから」
を合言葉に、スコアアップを目指しましょう。
ラウンド前のオススメの練習器具
コースに着いて、身体をほぐすために役に立つ器具

朝日ゴルフから発売されている 「ゴルとれ」シリーズです。
シリコンで出来ていて、伸び縮みするので、スタート前にストレッチに最適😄
私もスタート前に使用しています。
コースや練習場で方向やボール位置をチェックできる 練習器具(アライメントスティック)

目標に対して、方向やフェースの向き・ボール位置をチェックする練習器具です。
ゴルファーの7割以上は、右向きの方向で構えていると言われています。
目標方向に正しく立てるようになれば、ナイスショットの確率は一気にあがります。
スコアアップのためにも、毎回 方向の確認をし練習することをおススメします!
ドライビングレンジがない時に、最適な練習器具

「コアスイング」という羽がついている素振り専用の練習器具です。
スイングした時に、羽が空気抵抗になるので、体幹に力をいれてスイングする感覚がわかります。
コースでも、体幹に力をいれてスイングしないと良いショットは打てないですからね。
この商品は、通常の練習でも使用できるのでおススメです。
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