アナタに合うスチールシャフトの重さは?
むかしの話ですが、
スチールシャフトといえば軽量シャフトである「N.S.PRO 950」と、
重量シャフトである「ダイナミックゴールド」の2種類がほとんどを占めていました。
しかし、
N.S.PRO 950は約98g、
ダイナミックゴールドは約129g
とその差は約30gもギャップがありました。
シャフトの重さは、プレーヤーの技量によって使いやすいシャフトがちがいます。
そのため、、30グラムの間を埋めるシャフトが、なかなか定着しませんでした。
2011年、この重量帯の間を埋めつつ、スチールシャフトユーザーが特性を考えた上で選べるシャフトが登場しました。
それが「N.S.PRO MODUS3シリーズ」です。(以下モーダスと表記)
今回は、モーダスシャフトの特性と重量による性能の違いを解説します。
アナタに合う モーダスシャフトは、どの重量でしょうか?
INDEX
- なぜスチールシャフトがいいのか?
- 2011年、中重量の定番シャフト モーダスが登場
- アナタに合うモーダスシャフトは? 重量別の性能
- シャフトの性能の解説ですが、クラブセッティングは流れが大事
- 日頃の練習にオススメの練習器具
なぜスチールシャフトがいいのか?
なぜカーボンシャフトよりスチールシャフトを使うべきなのかを解説します。
スチールシャフトはカーボンシャフトに比べて、重い・振動数が多い(硬い)・トルクが少ない(捻じれがが少ない)ことが特徴です。
自分自身に合ったクラブの重量は手打ちを防ぎ、ボディーターンスイングに繋がります。
またシャフトの硬さと捻じれの少なさは、出球の左右の散らばりと飛距離のバラつきを抑制します。
カーボンシャフトの利点は、球の上がりやすさと飛距離性能ですが、シャフトの軽さとねじれの多さにより左右にボールが飛びやすくなります。
アイアンが、グリーンやピンを狙うクラブであることを考えれば、スチールシャフトの性能が重要であることがわかります。
2011年、中重量の定番シャフト モーダスが登場
2011年までのスチールシャフトといえば、軽量シャフトである「N.S.PRO 950」(98g)と、重量シャフトである「ダイナミックゴールド」(120g)の2種類がほとんどを占めていました。
中重量の115g前後のスチールシャフトが、これまでにもなかった訳ではありません。
各メーカーがこの空白地帯を埋めようと新しいシャフトを投入してきましたが、定着することがありませんでした。
しかし2011年、遂にこの重量帯を席巻するスチールシャフトが登場しました。
それがモーダスシリーズです。
軽量シャフトのN.S.PRO 950はアーリーリリースと相性が良く、高弾道の球が打ちやすい。
重量シャフトのダイナミックゴールドはレイトリリースと相性がよく、低~中弾道でスピンコントロールがしやすいものでした。
中量シャフトの空白時代は、重量級よりと軽量級よりのどちらかの性能に近づけたシャフトが多く出回りましたが、定着までには至りませんでした。
そこで登場したモーダスTOUR120は、独自の肉厚調整加工技術を駆使し、先端剛性を極端に高く、中間剛性を極端に低く設計しました。
その結果、あらゆるスイングタイプのプレーヤーが使える万能のシャフトが完成しました。
その後も時代のトレンドやニーズに合わせたモデルを投入し、中量シャフトのシェアを確保しました。
モーダスは、軽量シャフトの球の上がりやすさと重量シャフトの球の力強さを兼ね備えたシャフトです。
軽量シャフトでは、物足りなく 重量シャフトでは、重たすぎる
その間で、球が上がりやすく力強いというシャフトなので、おススメです。
今では、軽量から重量までのラインナップを揃えています。
軽いからといって、物足りない 重いからと言って、重すぎない
アナタに合う重さのシャフトが、あるはずです。
下記では、重さによる性能を解説します。
アナタに合うモーダスシャフトは? 重量別の性能
現在モーダスシリーズは、TOUR105 TOUR120 SYSTEM TOUR125 TOUR130 の4種類がラインナップされています。(WEDGEシリーズは割愛)
この4種類は重さはもちろんですが、剛性値をコントロールすることで、モデル別でスイングの特性に合わせたシャフトになっています。
TOUR105
重量は約106gとモーダスシリーズで最軽量です。
先端剛性が高く、近年のトレンドである「軽硬」を代表するシャフトです。
軽さを活かしたヘッドスピード向上と、硬さを活かして安定性の両立を実現したモデルです。
軽量を活かしてN.S.PRO 950から、少し重量を重たくし操作性を向上させたいプレーヤーにおススメします。
TOUR120
先述にも記したように万能型のシャフトです。
重要は約114gとダイナミックゴールドより約15g軽くなっており、正統派の中量シャフトといえます。
中間剛性が低いのでシリーズの中でもしなり感が強いのでボディターンスイングのプレーヤーと相性がいいです。
クセがなく球が上がりやすいので、ダイナミックゴールドS200 を使用しているプレーヤーで少し重量を軽くしたいプレーヤーにおススメします。
ちなみに、かわばたコーチが、硬さXを使用しています。
SYSTEM TOUR125
重量は約128gでシリーズ最重量。
手元の粘りがしっかりと感じられ、抑えた球が打ちやすい操作性に特化したモデル。
重さ・挙動共にダイナミックゴールドに近く、カテゴリーとしては重量シャフト。モーダスシリーズではプロ使用率NO.1。
強くて抑えた球が打ちたいなら、このシャフト一択。ダウンブローで打てることが条件で、高めのヘッドスピードが要求されます。
プロゴルファーの石川遼さんが使用しています。
TOUR130
重量は約124gで、中量シャフトとしては重めの部類。
中間剛性が高く弾き感が強いシャフトで、中調子の表記だが実際に振ってみると先調子に近いフィーリング。
高弾道・低スピンの球が打ちやすいので、リストターンでスピン過多のゴルファーと相性がいい。
イメージとしてはN.S.PRO 950をそのまま重くした感じ。初級者のパワーヒッターやレベルブローに振る人におススメします。
※ モーダス TOUR105 TOUR120 シリーズは、通常の商品に標準装着されていますが、SYSTEM TOUR125 TOUR130は、ほとんどの商品で標準装備されていません。
SYSTEM TOUR125 TOUR130を使用したいプレーヤーは、リシャフトが基本となります。ご注意ください。
シャフトの性能の解説ですが、クラブセッティングは流れが大事
今回はシャフト単体での解説となりましたが、検討する際はクラブヘッドとの相性や、ウッドやユーティリティなど他のクラブとの重さの流れなどに気をつけましょう。
それぞれの性能やスペックも重要ですが、クラブセッティングにおいて一番大事なのは全体の繋がりです。
クラブ間の流れを乱さないように注意しながら、アナタにあったシャフトを選びましょう。
最後に、モーダスシャフトが装着されているおススメのアイアイセットを紹介します。
一度、試す価値ありです。
日頃の練習にオススメの練習器具
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スイング作りの基本グリップ作りに役に立つ器具
「グリップ先生」ボールに力を伝えるために良いグリップは必須です!
そのグリップの形を形成するための練習器具😄器具の突起に指を合わせてシャドースイング
瞬く間に良いスイングが身に付き、部屋の中でも練習できます。
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腕と身体を同調させるための練習器具
「三角先生」という前腕に装着して使用する練習器具
スイング中の正しい手首の動きを覚えると、一気にスイング技術が向上します。
その助けとなる練習器具。装着時はアプローチ練習から始めていきましょう!
スコアアップのためにも、最初に着用し練習することをおススメします!
体幹を使うために、最適な練習器具
「スイングバット」という野球のバットにグリップがついた素振り専用の練習器具です。
重さと長さがあるので、体幹に力をいれてスイングする感覚がわかります。
コースでも、体幹に力をいれてスイングしないと良いショットは打てないですからね。
この商品は、通常の練習前やラウンド前に使用して身体をほぐすことができるのでそのような使い方もできます!
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距離感を養うための大きな武器
ラウンドのスコアを安定させるために、ピンまでの距離を正確に知る必要があります。
そのために、私は距離計測器を使用しています。GPSタイプやレーザータイプなど、かなりの種類が出ています。
安価なものになれば、ピンまで距離のみが出るタイプ。
高価なものになれば、ピンまでの距離、高低差が出るタイプ。
少し高い投資になりますが、高低差が出るタイプをおススメします。
距離と高低差がわかって、ショットをすれば距離感が身に付いてくるスピードも格段に速くなります。
正確に距離がわかる能力は、ゴルフのスコアを出すために不可欠です。
おススメは、『ニコン Nikon レーザー距離計 COOLSHOT クールショット PRO STABILIZED 高低差対応モデル』
私も使用しています。
詳しくは、各サイトで確認ください。