知っておきたい理想のパターの選び方(ネック・グリップ編)

パターほど設計の自由度が大きく、多様性に富んだクラブは他にありません。
だからこそ選ぶ基準が多岐にわたり、選択肢の多さが我々を悩ませます。

今回は前回に引き続き、理想のパター選びを目指して「ネック形状とグリップ」に焦点を当てて解説します。

INDEX

  1. パターのネック形状と特徴
  2. パターグリップの違いと特徴
  3. タイプ別にみるオススメのパター
  4. 日頃の練習にオススメの練習器具

パターのネック形状と特徴

パターのネック形状は、大きく分けて下記の5種類に分かれます。

クランクネック

ピン型(ブレード型)に採用されていることが多いネック形状です。

オフセット(シャフトの延長線に対してフェースが後方に位置していること)になっているので、ボールのつかまりが良く右に押し出すミスが防ぎやすいことが特徴。

また程よい重心距離を確保していることから、
ストレート・円軌道のどちらのストロークにも対応できるオールマイティなネック形状です。

ピン型やマレット型に多く採用されています。

ショートスラントネック(ショートネック)

ネックの長さが短く重心距離が長い為に、ヘッドがターンしやすいネック形状です。

ヘッドがターンしやすいので、一般的には円軌道のストロークと相性が良いと言えるでしょう。

またネックの短さから、視覚効果でヘッドの座りが良くみえ、低く長く押し出す安定したストロークが打ちやすい形状です。
どの形状のヘッドでも採用されています。

ベントネック

ネックはほとんどなく、シャフト自体が曲がってヘッドに装着された形状です。

重心距離がほとんどないので(グリップ側から見るとヘッドのセンターに向かってシャフトが延びている)
腕の三角形を保ち、ショルダーストロークのパッティングには、相性が良いです。

マレット型やネオマレット型に採用されています。

センターシャフト

ベントネックと同じように重心距離が殆どない形状。

ベントネックは途中で湾曲しヒールに装着しているのとは異なり、文字通りシャフトが真ん中に刺さっているネックです。
芯に当てやすいことが大きな特徴であります。

私は、一番安定してパッティングできる形状だと思います。

L字ネック

L字パターにはまず間違いなく刺さっているネック形状。

重心距離は各ネック形状で最長。円軌道のストロークで自由自在にボールを操れるテクニシャン御用達。
反面、安定したストロークが出来ないと真っ直ぐ転がすこともままならないでしょう。

パターグリップの違いと特徴

グリップのサイズの違いによる、特性や相性の良いパターを解説します。

細いサイズのグリップ

細いグリップはストロークの挙動に敏感に反応するため、
操作性が高く円軌道にストロークと相性が良いです。

プロゴルファーでは、タイガーウッズ選手が上記の写真のグリップを使用しています。
操作性が高いため、パッティングが得意なプロは、細いグリップを使用する傾向にあります。

しかし、ストロークが安定しない人には、出球がバラバラになる原因となるでしょう。

L字型やピン型、マレット型で操作性を求める人にはオススメのグリップです。

一方、ネオマレット型に装着するとメリットが消えてしまうので、オススメしにくいグリップとなります。

太いサイズのグリップ

太いグリップはストロークの挙動が良い意味で鈍感になるため、安定したパッティングが可能となります。

またヘッドの開閉しにくくなるので、
腕の三角形を保ち、ショルダーストロークのパッティングと相性抜群です。

出球が真っ直ぐ出やすいということは、パッティングにおいて最大のメリットになるため、装着率が急上昇中のグリップです。

ネオマレット型のメリットを引き出せるグリップで、相性は抜群です。

ピン型、マレット型にも、まずまずの相性です。
しかし、L字型は持ち前の操作性が消えてしまうのでオススメできないグリップです。

パターのグリップは、サイズ・重量の自由度が高く、自身のパターを思うようにカスタマイズすることが可能となります。

しかし間違えたグリップを選んでしまうと、パターの良い部分を消してしまうこともあるので注意しましょう。
またグリップの重量が変化することで、ヘッドバランスが変わることも考慮しましょう。

タイプ別にみるオススメのパター

それぞれの特徴を比較すると

操作性

L字>クランク≒ショートスラント>ベント≒センターシャフト

細いグリップ>太いグリップ

安定性

ベント>クランク>ショート>センターシャフト>L字

太いグリップ>細いグリップ

となります。

前回を踏まえておさらいすると…

安定感を追求するなら、ベントネックのネオマット型に太いグリップを装着したパター。

操作性を追及するなら、L字パターに細いグリップを装着したパターが一番ですね。

クランクネックのピン型に標準サイズのグリップがされたパターなら、どんな状況でも対応できるオールマイティなパターとなります。

前回もお伝えしましたが「難しいから上級者向け」「簡単だから初級者向け」という訳ではありません。
ここまでの解説を参考に、実際に構えて打ってみて自分に合うパターを選びましょう。

日頃の練習にオススメの練習器具

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安価なものになれば、ピンまで距離のみが出るタイプ。
高価なものになれば、ピンまでの距離、高低差が出るタイプ。

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[2024.03.29]
 

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