パッティングでグリーンを攻略するための3つのポイント

グリーンを攻略するために、必要な情報を頭に入れましょう。
グリーン攻略の知識として、基本となる3つのポイントを解説します。これがわかると、ゴルフコースの見え方が変わります。
私はゴルフコースをラウンドするとき、3つのポイントを常に頭に入れてラウンドしています。
意識してラウンドし、パッティングの回数を減らしましょう。

INDEX

  1. グリーンの芝の種類は大きく分けて2種類
  2. グリーンの芝目の読み方
  3. グリーンの大きさや傾斜を予測するポイント
  4. 3つのポイントを考慮して、カップインするラインを考えよう
  5. ゴルフコースを知るために、おススメの書籍

 

1. グリーンの芝の種類は大きく分けて2種類

コウライ(高麗)グリーン

グリーンに使用されるコウライ(高麗)芝は、姫高麗という種類になります。日本芝(和芝)の一種です。
芝そのものの特徴としては、暑さに強く寒さには弱いです。冬になると芝は枯れて茶色くなってしまいます。
そのため、寒い地域とは相性が悪く、北海道ではほとんど使われていません。おもに西日本を中心に全国各地で使われています。

芝の葉は細く硬いので、パッティング時のボールとの摩擦力が強く芝目の影響をかなりうけます。
実際に、逆目のラインをパッティングするとカサカサと音を立ててボールが転がっていきます。

ラインを読む場合、芝目を考慮しなければならないグリーンです。

日本では古くから使われている芝ですが、メンテナンスが大変であるのに冬になると枯れてしまうので、芝の色が悪くゴルファーに好まれない傾向にあります。
さらに、近年のワングリーン化(一つのグリーンを常に使用すると痛んでくるので、グリーンを2つ作る設計が主流でしたが、近年ベント芝の改良により芝が強くなり損傷が軽減されたため大きな1グリーンのコースが増えました。)の波によって、後述するベントグリーンにその座を奪われています。

今では数少ないグリーンですが、名門と呼ばれるコースでは今でもコウライグリーンで開場しているゴルフコースもあります。

コウライグリーンで有名なゴルフコース

鳴尾ゴルフ倶楽部(兵庫県) 大阪ゴルフクラブ(大阪府)
芥屋ゴルフ倶楽部(福岡県) 宮崎カントリークラブ(宮崎県) など

 

ベントグリーン

ベント芝は西洋芝(寒地型)の一種です。特徴は、冬の寒さに強く、暑さには弱い芝です。
そのため、沖縄県ではほとんど採用されていませんが、それ以外の全国各地で使われており、最も普及しています。

ベント芝は、さまざまな種類があります。
その中で、最も普及したベント芝は「ベントグラス」と「ペンクロス」になります。
その後改良が重ねられ、「ペンA2」「007」などの改良種が次々と登場し、グリーン改修の際は、新たに採用されています。

ベント芝は、柔らかく細めで密集度も濃く美しい緑色を作りだします。
芝目がコーライ芝に比べて弱く、芝を短く刈っても柔らかいため摩擦が少なく、ボールが素直に転がります。高速グリーンを作りだすのに適した芝種と言えるでしょう。

今では、ほとんどのコースがベントグリーンを採用しています。

改良されていくと以前に比べ、暑さに強くなり夏場でも枯れることが少なくなりワングリーン化に拍車をかけました。
今では、2つのグリーンを止めて大きなベントのワングリーンに改造したコースも増えました。

ただ改良され夏場に強くなったといっても、春や秋のような気温の時ほどグリーンの状態は良くすることは難しく、今でも夏場はグリーンの刈り高を少し長めに設定し芝枯れを防ぐ工夫をするコースばかりです。

 

2. グリーンの芝目の読み方

コウライグリーンとベントグリーンでは、芝目の強さは断然コーライグリーンが強くなります。
ベントグリーンでも芝目はありますが、そのゴルフコースが作られた地形の位置によって変わってきます。

一例をあげると、大きな山のふもとにあるゴルフコースは山頂から順目になります。富士山のふもとにある男子トーナメントの会場である「太平洋ゴルフ倶楽部 御殿場コース」は富士山から順目とテレビの解説も話していますし、
私が修行時代をすごした「別府の森ゴルフ倶楽部」は由布岳から順目です。
ほかの判断材料としては、見た目が白っぽく見えれば順目、芝の色が濃く見えれば逆目、になります。

基本的な考え方として、順目は自分が考えているよりも転がり、逆目は転がりません。ラインを読む上で、考慮すべきポイントです。

大きな山から順目
芝が白っぽく見えれば、順目
芝の色が濃く見えれば、逆目
※ コーライ・ベント 両グリーンで対応可

3. グリーンの大きさや傾斜を予測するポイント

グリーンの大きさや傾斜の基本的な考え方は、コースの設計にあります。
ゴルフコースを設計する時に、18ホールをパー3・パー4・パー5と設計します。
そして、ホールにより短いホール・長いホールとコースの強弱をつけてプレーヤーを飽きさせない工夫をします。

ここでのチェックポイントが、ホールのIP(インタークロスセクション)ポイントです。

IPポイントとは、理想的なティショットのランディングエリアのポイントです。
ゴルフコースは、IPポイントにティショットを運ぶことができれば、セカンドショットでグリーンをねらいやすくなるように設計されています。

そのIPポイントから、グリーンまでの距離が遠くなるホールは面が大きく手前に傾いている傾向にあります。
それとは逆に、IPポイントから、グリーンまでの距離が短いホールは、面が小さくあまり手前に傾いていない傾向があります。

このコース設計のセオリーから、距離の長いパー3はグリーンが大きく手前に傾き、距離の短いパー3はグリーンが小さく手前に傾いていないと予想できます。パー4も考え方は同じです。
そして、パー5は通常3打目でグリーンをねらう設計になるので、3打目のIPポイントから距離がなければグリーンの手前への傾きは小さくなります。

※コースによっては、レギュラーのティーングエリアから230ヤード地点にIPフラッグを設置しているコースもあります。

そのため日本のグリーンは、ほとんどのホールで手前に傾いているためグリーンの奥にボールが止まれば下りのラインが残り、手前に止まれば上りのラインが残るケースが多くなります。
そして、ピンの左にボールが止まればスライスライン、右にボールが止まればフックラインが残るケースが通常の考え方です。

グリーン面の大きな傾斜を読む場合、考慮すべきでしょう。

 

3つのポイントを考慮して、カップインするラインを考えよう

パッティングを決めていくうえで、情報として頭に入れておく3つのポイントを覚えましょう。

まずは芝の種類をコースガイドから仕入れ、地形を読み解き芝がどちらに向いているかを考え、ホール別ではIPポイントからの距離によってグリーンの大きさや傾斜の強さを予測しましょう。

そして、3つのポイントをもとにボールの転がる速さをイメージし、パッティングしたボールがイメージした速さで転がるように練習しましょう。

ゴルフというスポーツは、パッティングを少ない打数でカップインできるかで大きくスコアが変わってきます。
パッティングの打ち方も大事ですが、グリーンの情報を頭に入れる作業も同じくらい大切です。
アナタも、つねにコースの状況を考えてゴルフをする「ゴルフ脳」を作りましょう!

最後にコース設計や名門コースと呼ばれるゴルフ場について書かれた書籍を紹介します。

 

ゴルフコースを知るために、おススメの書籍

『 廣野、川奈はなぜ、日本一なのか 一度は回りたい、日本の名コース 』

著者の田野辺薫氏が、ご自身でラウンドしたコースを全体の特徴やホールの戦略、設計者の想い、名コースの歴史、コース設計意図を、分かりやすく紹介しています。
この本を読むと、紹介されているコースをラウンドしたくなりました。
実際にラウンドしたコースも多数あります。

本の詳細を見る

 

『 ゴルフコース好奇心 』

良いホールの戦略とは、複数のルートの攻略法があることだと理解できます。コースはどんな定義に基づいて、設計しているのかを深く知ることができる1冊です。
ゴルフ好きなら、一度読んでおいて損はない書籍です。私のお気に入りの1冊で、今でも家の本棚にあります。

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[2019.08.06]
 

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